平成3年　雅　商店として発足し、当初は、ビジネススーツを販売するイージーオーダーの商店として活動中に、たまたまお客様からの希望でダンス用の上着の制作を頼まれて制作したのがダンス服との出会いでした、ただ単に袖を横方向に付けるだけと言われて制作した服が綺麗であるはずがなくこれでいいのかな？と考えたのを今でも覚えています。
 
そして何着か作り始めていくうちに　アマチュア選手で今年A級を掛けている選手の燕尾服を依頼されお作りして納品をさせていただきましたが、直ぐにオッケーを貰えるはずなく作り直すこと実に３着、直しは数知れず、受注から6ヶ月掛かりようやく納品出来た時のうれしさと、その後のお客様のご活躍。
この方との出会いでダンス衣装制作の責任と楽しさを教えて頂けたような気がしております。そして雅の初スポンサードをさせて頂けた青木康典　知子先生との出会いで初めに言われた、「私の燕尾服を作って下さい」という言葉。当時、燕尾服の作り方はお客様が生地を決めて採寸で終わる。後は、テーラーが勝手に以前通りの全て同じ燕尾服を作るデザインもシルエットも作り方も同じものを作る。と言うのが当たり前でしたが、青木先生は　私のプロポーションを良く見せる事と踊り易くを第一に私が考える燕尾服を作って頂きたい。人と違うのは当たり前！という事でした。そして私も　青木先生の競技用燕尾服　ということを考える事が始まって行きます。
 
そして雅も気付けば2018年で25周年を迎えることになりました。本当に皆様のご支援の賜物だと思います。衿を正して皆様のダンスシーンを少しでも快適にスタイリッシュになる衣装作りを心がけていきます。
 
西田 忠司より